片山津温泉について

温泉spa

しっとりと、温もり染みわたる湯。

北陸「加賀温泉郷」の一つとして全国に名を馳せる名湯、片山津温泉。
霊峰白山を望む柴山潟の湖畔にあり、その泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉です。
保温効果があって湯冷めしにくく、女性に多い冷え性にも効能があると言われます。
日に七度色を変えるという美しい湖面の眺めとともに、心地よい湯をお楽しみください。

片山津温泉の泉質
泉質 ナトリウム・カルシウム塩化物泉
源泉名
及び湧出地
加賀市片山津温泉乙71の1(2号源泉)
湧出量 毎分400リットル
泉温 72.5度(気温26度)
浴用の
効能
神経痛・筋肉痛・関節痛・関節のこわばり・冷え性
疲労回復・健康増進・きりきず・やけど・慢性皮膚炎

※「片山津温泉配湯所」より、全旅館に源泉を共同配湯しております。

温泉で心も体もぽかぽか。湯上がりの湖岸散歩はいかが。温泉で心も体もぽかぽか。湯上がりの湖岸散歩はいかが。

歴史history

温泉とともに時代をあゆむ。湖畔のまち片山津。温泉とともに時代をあゆむ。湖畔のまち片山津。

温泉の発見と開発の難航。

江戸時代

片山津温泉の始まりは江戸時代にさかのぼります。1653年(承応2年)、当時この地を治めていた大聖寺藩二代藩主、前田利明公が加賀三湖の一つ「柴山潟」に鷹狩りに訪れた際、水面に水鳥が群れていたことから湖底の温泉を発見したと伝えられます。 利明公はこの温泉を利用しようと、藩費で何度も工事を行うものの難航。その後幾人もの手によって温泉開発の試みは続けられましたが、水中にある湯源を確保することは叶いませんでした。

柴山潟の干拓から一大温泉街を形成。

明治〜昭和

1876年(明治9年)になって、柴山潟で使用松材三万本、埋め立て面積一町歩(約1ヘクタール)に及ぶ大規模な埋め立て工事が行われます。その結果つくられた人工島に湖岸から橋が架けられ、ようやく人々が温泉入浴できるようになりました。翌1877年(明治10年)には片山津最初の温泉旅館が開業。以後形成された温泉街には明治・大正・昭和と時代を超えて多くの湯治客が訪れ、日本社会の近代化と歩みをともに大きく発展していきます。

新しい時代の片山津温泉へ。

平成〜

現在、北陸3県でも有数の規模に成長を遂げた片山津温泉は、更に新たな時代の息吹を取り込み、良き伝統とフレッシュな魅力を併せ持った湯のまちに生まれ変わろうとしています。温泉・屋形船・湖上花火などの従来の片山津らしさに、「源泉豆腐」や「晶子染め」といった体験型イベント、「潟」「森」2つの湯が楽しめるガラス張りの「片山津温泉 街湯」(2012年4月オープン)など、新たな要素を追加。よりみなさまに旅の醍醐味をお楽しみいただけるよう、温泉街を挙げて取り組んでいます。